子育て

子供のカフェインはいつから大丈夫?避けるべき飲み物とおすすめの飲み物紹介

 

カフェインとはコーヒーや緑茶に含まれる食品成分です。
大人のカフェインは適度な量を摂取すると眠気を覚ます効果がありますが、

子どもはカフェインに対する感受性が高いためとり過ぎると睡眠を妨げたり、脳の発達にも影響すると言われています。






 


・子供はいつからカフェインをとって大丈夫?

・どのような食品にカフェインが含まれているの?

・ノンカフェインの飲料はどのようなものがある?


そんな子供のカフェインについて知りたい方に読んでもらいたい内容になっています。






子どもはいつからカフェインをとって大丈夫なの?

日本では、カフェイン摂取量の基準はありません!





え??そうなの?!





実は、



カフェインに対する感受性は個人差が大きいため、健康に及ぼす影響を正確に評価することは難しく、カフェインの一日摂取許容量(ADI)は設定されていません。

食品安全委員会(日本)

 

と日本ではカフェインはこの量まで。
と細かな上限量を設定することができないとのこと・・・




海外では、

 


成人と同様約3 mg/kg 体重を安全な単回当たりの摂取量及び習慣的一日当たりカフェイン摂取量としても適用 できるとしている。

欧州食品安全機関(EFSA)

子供及び青少年の推奨摂取量は、
4~6 歳児:一日に 45 mg 未満
・7~9 歳児:一日に 62.5 mg 未満
・10~12 歳児:一日に 85 mg 未満
・13 歳以上の青少年:一日に 2.5 mg/kg 体重未満

カナダ保健省

 

まとめると・・・


少なくとも、
3歳まではカフェインは控える必要が
あると言われています。


また4歳以上でも、コーヒー1杯飲んでしまうと基準値を上回ってしまいます。





そのため基本的に、コーヒーなどのカフェインが多いものは、
10歳以下は飲まないようにした方が良いでしょう。

 

また、中学生(13歳〜15歳)になると試験勉強の眠気覚ましでコーヒーを飲む子供が増えるそうですが、13歳以上であっても1日コーヒー約1〜2杯が上限です。

飲みすぎていないのかチェックしてみてくださいね。

 

 

 

コーヒー・緑茶だけじゃない!カフェインが多く含まれている食品とは?


飲料だけでなく、食べ物にも含まれているものがあります。

コーヒー60㎎/100㎖当たり
玉露160㎎/100㎖当たり
緑茶20㎎/100㎖当たり
ほうじ茶30㎎/100㎖当たり
ウーロン茶20㎎/100㎖当たり
紅茶20㎎/100㎖当たり
抹茶45㎎/1杯当たり
栄養ドリンク(エナジードリンク)30~300㎎/100㎖当たり
コーラ30㎎/100㎖当たり
ココア30㎎/100㎖当たり
ブラックチョコレート(カカオ72%)6㎎/個包装1袋(5g程)
ミルクチョコレート15㎎/板チョコ1枚当たり
ブラックガム10㎎/1枚当たり

 

参考文献:

・食品安全委員会 食品中のカフェイン https://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf

・meiji チョコレートに含まれるカフェイン量
http://qa.meiji.co.jp/faq/show/116?site_domain=default

 

実は、コーヒーよりも注意が必要なのが「玉露」です。
コーヒーの2倍以上のカフェインが含まれています。







また、ココアやコーラにもカフェインが含まれていることを知らない人が多いようです。
寝る前のホットココアは、睡眠を妨げている恐れがありますよ。



さらに、
チョコレートに含まれるカカオにもカフェインが含まれるため注意が必要です。


特に高カカオチョコレートはカフェインの量も多くなります。


逆に、ホワイトチョコレートはカカオ成分が少ないため、ほとんどカフェインは含まれていません。



最近の栄養ドリンク(エナジードリンク)は商品によって、カフェインの量がかなり多いものも存在します。

子どもだけでなく、妊婦さんや授乳婦さんも気を付ける必要がありますね。

 

子どもでも安心!ノンカフェインの飲み物は?




子どもにはノンカフェインドリンクを選ぶようにしてくださいね。


おすすめは、

〇麦茶
〇杜仲茶
〇そば茶・コーン茶
〇黒豆茶
〇ルイボスティー
〇カルピス
〇その他カフェインレスの表示があるもの

です。



カフェインレスであっても、1歳半くらいまではベビー麦茶など薄めに作られたものが好ましいです。


家庭で麦茶を作る場合は薄めて作るようにしてくださいね。






離乳食前の赤ちゃんの飲み物は?

離乳食前に、イオン飲料やベビー麦茶を与えている方もいますが、



基本的に、離乳食前の赤ちゃんは母乳やミルクで水分補給ができています。



離乳食前に他の水分を与えてしまうと、そのぶんの母乳が減ってしまったり、

虫歯の原因になったりする可能性があるため、注意が必要です。

 

最後に

最近では、「カフェインレス」と表示している飲料も増えてきました。
子どもが小さいうちは、意識して選ぶようにする必要がありますね。